着物との出会い、家族のこと

着付けと長唄とお三味線

子供の頃から、つねに身近に和の世界を感じながら育った記憶がございます。
と言うのも私には尊敬をしております大好きな叔母がおります。
その叔母は子供の頃から長唄の世界に入りお三味線を生涯ずっと、今もなお現役で芸の道を歩んでいるのです。
そんな事もあり私は幼少の頃からお三味線の音色をよく聞く環境で育ったような気がいたします。

年に何回も開かれる長唄の会では、長唄、お三味線はもちろんのこと、舞台にたたれる方すべてがお着物姿でしたので楽屋での着付けのご様子、日本舞踊で出られる方の特別なお着付け、ヘアーメイクなど、子供ながらに自然と頭のなかにインプットされて参りました。
わたくし自身、幼少期にはお三味線も、かすかな記憶ですが日本舞踊も教わったこともございます。
子供の頃、春休み、夏休み、冬休みという休みのたびに叔母の住む鎌倉へ行き休みの間はずっと鎌倉で過ごしておりました。
出入りするお弟子さんのお稽古の三味線と長唄の音色を、となりの部屋で私と犬の2人?でそっと聞きながら仕事が終わる叔母を待っていたりもしてました。
今思えば、そんな師匠が目の前におりながらお三味線を教わっておかなかったことに後悔すらしている自分がいたりもしています。
子供時代ってそんなものですね。三味線を持たされても、踊りを教えて頂いてもただただつまらないだけだった様な、、、。
大人になってから気付く、これをやっとけばよかった、あれもやっとけばよかった、、、などと。

でもそんな私の心のなかに唯一残ったのが着物です。
家族に連れられ数々の舞台を見に行くなかで三味線を聞き、長唄を聞き
そして日本舞踊を見るなかで、豪華な着物と美しい着姿に心惹かれ唯一、強く記憶として残ったのでしょう。

お正月には着物、夏には浴衣、いろいろなお祭りごとなど、季節ごとのイベントには必ず着物を着せられておりました。
女の子なら誰でも思うようにきっと華やかでキレイな衣装を着られることだけで楽しかったのだと思います。シンデレラや白雪姫にあこがれて衣装を着るように。
そして大人になった今も変わらず時間があれば叔母の舞台を観に行ってます。
子供の頃に体にインプットされた記憶は不思議なもので永遠に消えることはありません。
長唄もお三味線もとっても懐かしく落ち着けて幼かった頃を思い出し気持ちもあの時のままです。

ただ1つ違うのは、大好きな着物を自分で着て着物姿で聞いていることかしら。

大好きな古都鎌倉

和の世界、着物がとても身近にあった子供時代。
20代の頃、自然な流れで自ら着付け教室の扉をたたき着付けの世界へ入りました。
自装を学びそして他装の道へ、20代の半分以上の時間を着付けに費やしておりました。

まだまだチャレンジしたい事がたくさんの20代、少しづつ違う習い事もしてみたりして着付けの道から離れる時間が増えるようになり、気づけば着物は忘れらてしまう存在になった時もございました。そのまま着付けの道だけを進んでいたら今の自分はどうなっていたのかしら?という思いもいたします。
あのまま続けていたらもっともっと今以上の着付け師になっていたかしら?
いいえ、それとは逆に他の色々なことを経験し外国の文化に触れたりもしたからこそ
日本の文化を見直すことができ日本の民族衣装である着物の素晴らしさに気付くことが出来たのかもしれません。

子供時代、学校のお休みのたびに鎌倉に行ったきりの生活をしておりましたので私にとって鎌倉は
世間で言うところの観光スポットではありません。生まれ育った下町と同じくらいの慣れ親しんだ場所でございます。
駅から鶴岡八幡宮へと向かう途中の小町通りも昔はお夕飯のお買い物をする場所でした。
でも今、小町通りはその当時のお店の数件だけを残し新しい街のスタイルに、、、、思えば私の成人式のお振袖を誂えた呉服屋さんもございました。

少し寂しい気もいたしますが、今、小町通りは外国の方も訪れる人気の観光スポットになっていて昔とは違った風が吹いています。
昔では数少なかった人力車が増え、鎌倉らしい和雑貨のお店、さらにはレンタル着物屋さんもちらほらと出来ていて、訪れた方を素敵な着物姿に大変身させています。
お着物姿の方が増えるだけでさらに鎌倉の町は華やかになって、着物の素晴らしさあらためて感じております。

今もなにかと毎日忙しい日々のなかで時間を作っては鎌倉に足を運んでおりますが、
四季折々、成人式や結婚式、卒業式、七五三と古都鎌倉はやっぱり着物が似合う場所です。
やっぱり着物はス・テ・キ。
こんな素敵な町が日本にはまだまだたくさんあると思います。
ですからもっとたくさんの人に着物を着る機会をつくって欲しい。
そう願いながら出張着付けと言うお仕事をさせて頂いております。お洋服の流行が毎年、変化するように、お着物だってもっと自由に楽しく着て欲しい、そう願ってやみません。
これからも日々、お客様のご要望にお答えして普段着から特別なお席へのお着付けまでお手伝いをして参ります。
東京ではありませんが、大好きな鎌倉方面への出張着付け、出張着付け講習も喜んで承まわらせて頂きます。

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